China life and law

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中国における邦人の推移

今回は、日本人にとっては近くて遠い国、中国において、一体どれだけの在中邦人がいるのかについて簡単にご紹介したいと思います。

中国国内の邦人数

既にご存知の方も多いかと思いますが、外務省は1年に1回、在外邦人の人数統計調査を公表しています。

海外在留邦人数調査統計 統計表一覧 | 外務省

2017年版の統計(統計は2016年10月1日時点のもの)によれば、外務省に届出をしている在外邦人133万8477人のうち、中国に在留している邦人は12万8111人で、在外邦人のうち約10%の割合を占めているようです(ちなみに最多はアメリカで、約42万人がいるそうです)。2016年版の統計では、中国に在留している邦人は13万1161人となっており、前年比で-2.3%に落ち込んでいるとのこと。2007年以降、2012年までは在中邦人の人数は増加し、ピーク時では15万0399人にのぼっていましたが、尖閣問題が勃発した2012年以降は年々在中邦人の人数は減少し、現在は2007年当時と同水準の人数に戻ってしまったというのが現状のようです。

地域ごとの邦人数

さて、中国国内の日本大使館及び日本領事館は次のとおりです(カッコ内は管轄地域)。

さて、上記の各大使館・領事館の管轄地域ごとの邦人人数を上位順に並べると次のとおりです(カッコ内は前年比)。

  1. 上海総 58,161人(ー3.3%
  2. 広州総 20,669人(ー2.3%
  3. 中国大 12,452人(+4.4%)
  4. 大連事 5,338人(ー6.7%
  5. 青島総 2,460人(+6.0%)
  6. 瀋陽総 1,500人(ー1.3%
  7. 重慶総 889人(ー6.0%

こうやって見ますと、在中国の邦人のうち、半数以上は上海総領事館管轄内にいることが分かりますね(首都である北京市を管轄する大使館管轄地域の人数の約5倍)。

上海に在住していますと、多くの場所で日本人の方をお見かけするので、減っているという実感はそもそもないのですが、数字としては上海市も減少傾向といえます(実際、上海日本人学校も生徒数がかなり減少しているようです)。逆に、大気汚染が比較的深刻になりがちな中国大使館管轄地域では、前年に比して在中邦人数が増加しているのが少し意外な気がしますね。